ツナ缶の種類
ツナ缶は、「まぐろ、かつお」からできる缶詰
「tuna(ツナ)」は、スズキ目サバ科マグロ族に属する
「まぐろ、かつお」などの魚の総称であり、
それらの魚を原料として作られた加工食品全般も指す
原料、形状、調理の違いで、
様々な種類のツナ缶が製造販売されている
原料の種類
国内で製造販売されているツナ缶の原料は、
主に「びんながまぐろ」「きはだまぐろ」「かつお」
びんながまぐろ
胸びれが長いので「びん長」と呼ばれるとされる
マグロ類の中では最も小型
(大きくても30kg程度)
肉質
身は白くて淡白な味が特徴で、
見た目や食感が鶏のササミに似ているともいわれる
きはだまぐろ
体が黄色味をおびており、黄色い肌から「きはだ」
マグロ類の中では体高の割りに体長が長い
(大きな物は100kgほどのものもあるとされる)
肉質
脂質が少なく、さっぱりとした味わいが特徴で、
肉質はやわらかく、刺身等にも利用される
かつお
腹側に縦縞の模様があるのが特徴
大きくなっても10kg程度
肉質
肉質は赤身でやわらかく、旨味が強い魚で、
刺身、タタキ、かつお節など、広く利用される
補足
びんながまぐろは、
身の色などから「ホワイトミート」とも呼ばれる
きはだまぐろ、めばちまぐろ、かつおなどは、
身の色から「ライトミート」と呼ばれたりする
加工製品の種類
加工形状における種類
ブロック、ソリッド、ファンシー
塊の肉をほぐさず、大きい形のままのもの
そのままでも、ほぐしても使えるので、
色々な料理にアレンジが可能
チャンク、かたまりタイプ
大きめにほぐしたもの
(使いやすいひと口大ほどの大きさ)
お好み焼き、カレー、鍋ものなどの料理に
フレーク
細かくほぐしたもの
おにぎりやサンドイッチの具として用いる時に
ほぐす手間を必要とせず便利
その他、サラダや手巻き寿司など、様々な料理に
加工方法における種類
油漬
調味液の約半分以上が油のもので、
綿実油、大豆油、オリーブ油、アマニ油、えごま油や、
野菜エキスを使用したもの
こくのある味わいが特徴
油入り水煮(油ひかえめタイプ)
調味液のうち油が半分未満のもの
大豆油と野菜エキスを使用し水煮で仕上げたもの
素材そのまま
油を使用せず、マグロやカツオのエキスや
海水塩を使用して作られたもの
(少量の油が使用されていることもある)
素材の美味しさが活かされているツナ缶
水煮(ノンオイル)
油を使用せず、水や野菜スープだけで仕上げたもの
あっさりしたヘルシーな味わい
食塩・オイル無添加
食塩や油を一切加えずに仕上げたもの
メーカーにおける名称と詳細
はごろもフーズ株式会社
【シーチキン】
びんながまぐろ
【シーチキンL】
きはだまぐろ
【シーチキンマイルド】
かつお
その他
【まぐろ】
まぐろ
【かつお】
かつお
【ライトツナ】
主にきはだまぐろ
【ライト】
かつお
など