深夜の割増料金
深夜にタクシーや飲食店などを利用した際に
通常料金に割増して請求されるもの
深夜料金は法律で定められているわけではなく、
お店や会社が独自に設定している
深夜の割増料金がある業界
主なものは以下の2つ
• タクシー
• ファミリーレストラン(ファミレス)
これらは一般的に深夜料金を徴収しているが、
これらのうちでも深夜料金を適用していない場合もある
深夜の割増料金の背景
深夜の割増料金を徴収する背景は、以下など
• 深夜は割高でも利用される
(深夜は、運営するライバルが少ない)
人件費コストの増加
深夜の労働には「労働基準法の規定」において、
従業員に対して25%以上の割増賃金を支払う義務がある
この人件費コストを、客から「深夜の割増料金」として
徴収することで補おうというもの
労働基準法における「深夜の割増料金」の定めは以下
使用者が、22時~翌5時までの間に
(厚生労働大臣が認める場合23時~翌6時まで)
労働させた場合、通常の労働時間の賃金の
25%以上の割増賃金を支払わなければならない
(「労働基準法・第37条4項」の解釈)
ライバルが少ない
以下を例として、ライバルが少ないという理由から
「割増料金であっても利用される」として、
深夜の割増料金が設定されていると考えられる
タクシー
深夜は電車やバスが運行しておらず、
移動方法としてタクシーの存在が重要になる
ファミレス
深夜に営んでいる飲食店は少ないため
飲食を必要としている客にとって選択肢が絞られる
深夜の割増料金の時間帯
タクシー
平日、休日などは関係なく
主に22時または23時~翌朝5時まで
(地域によって時間帯が異なる)
ファミレス
22時~の店が大半、23時~の店もある
終わりは閉店時間もしくは早朝5時など
基本的には入店の時間ではなく、注文時の時間
このため、
1回目の注文では深夜料金がかからず、
2回目の注文では深夜料金がかかる
ということもある
割増率
会社や地域による違いはあるが主なものは以下の通り
タクシー
タクシーは距離などによって料金が計算され、
深夜の場合、計算対象の各距離が2割短く設定される
(割増した料金が加算されていくのではない)
➝このため深夜は料金が上がるのが早く感じる
ファミレス
飲食料金の10%割増など
コメント