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ニワトリ、ダチョウなど「飛べない鳥」の特徴

鳥(鳥類)

鳥(鳥類)とは、脊椎動物のうち、
主に翼(羽毛)やくちばし、空洞のある骨などを持ち、
空を飛ぶための体の構造をもつ動物のこと

生物は環境に対応する為に進化してきたとされるが、
「鳥(鳥類)」は空を飛ぶことで外敵から身を守り、
生活を安定するように進化していったとされる

ただし、
実際に空を飛ぶ動物のことだけを表した分類ではない

 

 

 

飛べない鳥

もともとは空を飛んでいたが
以下などの理由から空を飛ぶ必要がなくなり、
その機能がなくなっていったと考えられる

環境の変化

環境の変化などによって地上型に特化する方が合理的
などといった理由から飛べない鳥になっていった

飛ぶ以上の利点

飛ぶ以上に大きな利点(走力、泳力など)を手に入れ、
それを進化させる事で生き抜いていく能力を向上させ、
その代償として飛ぶための機能を失った

 

 

 

飛べない鳥の特徴

飛べない鳥の特徴
(飛ぶ必要が無くなったために生じたとされる特徴)

• 飛ぶ妨げとなる「重たい身体
• 翼を動かすためには少ない「胸の筋力
• 揚力発生を無視した「翼の構造
• 木に止まる事を考えない「脚の構造

 

重たい身体

飛ぶためには体重に見合う大きな翼が必要となる

しかし、
大き過ぎる翼は、コントロールするのが難しいため、
体重は出来る限り軽くなくてはいけない

外敵などもおらず、陸地で食料も手に入れられるなら、
飛び回る必要もなく、軽い身体も必要なくなり、
栄養も十分に蓄えられるので、自ずと体重は重くなる

 

胸の筋力

飛ぶためには、翼を動かすための十分な胸の筋力が必要

飛ぶ必要が無いのであれば、翼を動かす必要がなく、
翼を動かすために必要だった胸の筋力が要らず、
そのために必要だったエネルギーも他に利用できる

例えば、
走るため、泳ぐためのエネルギーに利用するなど

 

翼の構造

飛ぶためには、翼の大きさ、面積、
空気を捉え揚力を生み出す羽の構造が必要

飛ばないなら、それらの構造が必要なく、
むしろ環境に応じた新たな羽の特徴が必要となる

• 泳ぐときのオール代わりにする(ペンギンなど)
• 走る時の方向転換に羽を使う(ダチョウなど)

など

 

脚の構造

飛ぶ鳥は、木の枝などにつかまることが多いため、
それに特化した脚、爪を持ち、
体重を軽く維持するために脚も細いことが多い

飛ぶ必要がなく、
むしろ走ることが必要であったりする場合は、
地面を蹴って走るための足や爪の構造、筋力が必要

 

 

 

飛べない鳥の種類

一般的な飛べない鳥は、以下など

• ニワトリ
• ダチョウ
• アヒル
• ペンギン

そのほか、
エミュ、キーウィなど多数

 

ニワトリ(鶏)

原種は「赤色家鶏(セキショクヤケイ)」とされる
(東南アジアなどで今でも生息している鳥)

それを家禽(かきん)として品種改良することで、
飛ぶ能力が失われていったとされる

ただし赤色家鶏も、
もともと長距離飛行する種ではないとされる

補足

飼いならされていない野生に近いものであれば、
木の上や屋根の上などまでは飛んだりできる
(完全に飛ぶ機能を失ったわけではない)

翼を動かす胸の筋力、飛行に必要な翼の構造をもつ
(不足な部分もあるが、飛行機能は備わっている)

速く走れるだけの脚の筋力がある
(脚の筋力は飛行の際には重みとなる)

 

ダチョウ

走ることに特化した走鳥類

大きな翼を持つが、飛ぶことは出来ない
(飛ぶのに見合うほどの翼の大きさではない)

翼は主に走行中の方向転換の際に利用される

 

アヒル(家鴨)

「アヒル」は、カモ類の改良品種

カモ類は渡り鳥であったりするので、
長距離の飛行など基本的に飛ぶことが出来る

家禽として飼い慣らされ、
品種改良によって誕生した「アヒル」は、
飛ぶための能力を失い、羽ばたくことができない

 

ペンギン

陸の上に天敵がいない環境で進化したので、
飛ぶよりも、泳ぎに特化した能力を持つようになった
(エサの確保のためなども考えられる)

翼は肘から手首まで、ほぼ固定されており、
それをオールの様に利用して水を漕ぐことができ、
海の中を自由自在に泳ぎ回ることができる

また、極寒での生活に対応するため、肉厚な身体をもつ

 

 

 

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