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お辞儀の種類「会釈」「敬礼」「最敬礼」

お辞儀

挨拶、感謝、敬意、謝罪などを表現するために行う動作
(上体を傾けて相手に向かって頭を下げる)

お辞儀には立ってする「立礼」と、
座ってする「座礼」の二種類がある

ビジネスシーンや一般的な「お辞儀(立礼)」には、
礼の深さによって「会釈」「敬礼」「最敬礼」などがある

【会釈(えしゃく)
軽いお辞儀(上体を約15度傾ける)

【敬礼(けいれい)
一般的なお辞儀(上体を約30度傾ける)

【最敬礼(さいけいれい)
より敬意を示す時のお辞儀(上体を約45度傾ける)

 

 

 

 

会釈(軽いお辞儀)

人とすれちがうときなどにする軽いお辞儀

背筋を伸ばし、上体を軽く15度くらい傾ける

目線を下げ過ぎると首だけのお辞儀になるので、
そうならないように腰をしっかり曲げる

 

会釈を行うシチュエーション

• 通路等ですれ違うとき
• 気軽な挨拶
• 人の前を通るとき

など

 

 

 

敬礼(一般的なお辞儀)

「敬意を表して礼をすること」

来客や目上の人などにするお辞儀

背筋を伸ばし、上体を30度くらい傾ける

様々な状況で多く使われるお辞儀で、
一般的にお辞儀といえば敬礼のことを指す

 

警察官などの敬礼

警察官などが行う敬礼は、
「挙手注目礼」という敬礼の一種で、
上体は傾けずに手の動作のみで敬礼を示す

 

敬礼を行うシチュエーション

• かしこまった場面でのあいさつ
• 目上の人へのあいさつ
• 来客へのあいさつ
• 取引先への訪問時のあいさつ
• 入室、退室時のあいさつ

など

 

 

 

最敬礼(丁寧なお辞儀)

感謝や謝罪をするときの深いお辞儀

背筋を伸ばし、上体を45度くらい傾ける

ビジネスシーンでは最も丁寧なお辞儀

 

最敬礼を行うシチュエーション

• 感謝の気持ちを伝える時
• 謝罪の気持ちを伝える時
• 重要な用事を依頼する時
• 冠婚葬祭など改まった行事でのあいさつ
• 神社でのお参りや式典などの儀式・儀礼

など

 

 

 

由来・語源

お辞儀の由来

首を差し出すような無防備な姿勢を取ることで、
無抵抗な状態を表現したことが由来とされる

 

 

お辞儀の語源

もともとは「時宜(じぎ)」であったとされ、
何かを行うのにちょうどよい時期という意味

それが、ちょうどよい状況・事態という意味になり、
さらに状況を見極めた対処という捉え方から
挨拶を表すような言葉になっていった
(挨拶の意味合いになったのは江戸時代頃とされる)

そして、挨拶に伴う動作のことを表すようになり、
表記もいつしか「辞儀」になったとされる

 

 

会釈の語源

会釈の由来は、
仏教用語の「和会通釈(わえつうしゃく)」とされる

その他、同じく仏教用語の
「会得解釈(えとくかいしゃく)」を語源とする説もある

 

和会通釈と会釈

一見矛盾するもの同士を照合して
その間に共通する意味を見出して解釈する行為のこと

これが転じて、
「様々な状況を考えて考慮する」と捉えられ、
さらには「適切な態度をとる、愛想よく応対する」
という意味になっていったとされる

 

会得解釈

体で理解すること

会得とは、物事の条理を理解し納得すること
解釈も同じような意味

 

 

 

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