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「海女さん」は酸素ボンベを使わない

海女さんは酸素ボンベを使わない

潜水器を用いた「漁業(採捕)」には知事の許可が必要
(各都道府県の漁業法、調整規則にて定められている)

つまり、許可さえ取れば、
潜水器を用いた「漁業(採捕)」を行うことはでき、
全面的に禁止されているわけではない

それにも関わらず、
海女さんが潜水器を使用していないのには、
主に以下の2点などが理由として考えられる

①.資源保護の観点から許可が下りないことはある
②.必要と感じておらず、申請をそもそも出さない

 

補足

ちなみに許可を得て、厳正な漁獲制限ありで、
行っている、もしくは行っていたこともあるとされる
(それを「海女漁」と呼べるかは不明)

 

 

 

潜水器を使用しない理由の詳細

①. 許可が下りない

資源保護の観点から許可が下りないことはある

潜り続けることができて乱獲の恐れがあるため、
知事からの許可が下りないことが考えられる

 

②. そもそも申請を出さない

以下などの理由から必要と感じておらず、
申請をそもそも出さない

• 伝統漁法の保護
(潜水器を使うと海女らしくない、海女漁ではない)

• 潜水器にコストがかかる
(素潜りで済むのならコストが削減出来る)

• 潜水士免許が必要

• 資源保護目的、地域を支える海の資源の枯渇を防ぐ
(潜水器を使い大漁すれば、自らの首を締めかねない)

• 海女が潜るような場所だと潜水器が邪魔な場合がある

 

 

 

漁業組合など、地域による制限

地域によっては組合などの単位で、
乱獲防止や伝統保護のために、
以下などの禁止事項を定めている場合もある

• 潜水器の使用不可
• ウェットスーツの着用不可

 

 

 

一般人の採捕

漁業組合や海女の組合に関しない一般の人が、
遊漁としてアワビなどの採捕をしようとしても、
漁業権によって禁止されている場合が多い

採捕が禁止されていない場合でも、
潜水器をつけての採捕は認められていない
(漁業規則によって定められている)

 

 

 

酸素ボンベ

メディアなどで、ダイビングなどのシーンで
使われているものは、厳密には酸素ボンベではない

酸素ボンベだと酸素過多となり、
海中で水圧のかかった状態での使用は
酸素中毒の原因となる可能性があり危険

容器はボンベではなく、
シリンダ、ボトル、タンクなどと呼ばれるものに
空気または酸素20~40%に調整したものを注入
(空気=酸素20%程+窒素80%弱+その他要素)

 

 

 

男の海女さん

海女さんの男バージョンは「海士(あま)

また、海女と海士をひっくるめて
「海人(あま)」と言ったりもする

 

海女のイメージが強い理由

主に「海女(女性)」が多いイメージである理由は、

• 男は船に乗って漁に出るため
• 海中での長い潜水に、女性の方が適す
(男性に比べ女性の方が、皮下脂肪が比較的厚い)

など

 

 

 

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