【鍋料理】「ちゃんこ鍋」とは相撲部屋でつくられる鍋料理

ちゃんこ鍋

「ちゃんこ鍋」とは、相撲部屋において
力士などがつくって食べる鍋料理のこと

「ちゃんこ」は相撲部屋における料理全般を指し、
そのうち鍋料理のことを「ちゃんこ鍋」と呼ぶ
(料理当番のことは「ちゃんこ番」と呼ぶ)

 

 

 

具材・出汁

具材や出汁・味付けに決まりはなく、様々

野菜、魚貝類、肉類などを入れて煮立て、
出汁・味付けに合わせて、そのまま食したり、
つけ汁やポン酢などで食す

 

鶏は縁起がよい

相撲の「手をついたら負け」という規則から、
4本足で四つん這いの動物(豚、牛)は避け、
2本足で立ち、手をつかない鶏が縁起がよいとして
好んで使うという傾向はあるとされる

また、魚に関しても、魚に手も足もないことから
「相手に対し手も足も出ない」などと捉え、
避けることもあるとされる

そのようなことから、
ちゃんこ鍋といえば「鶏出汁」とされていたり、
かつては「鶏出汁」が主体であったともされる

本場所の初日と千秋楽など、
特別な日は「鶏出汁のちゃんこ鍋」としている
相撲部屋もあるとされる

 

具材

【鳥獣肉類】
鶏、豚、牛など

肉団子の形・色合いが「白星」を連想させるため、
縁起を担いで投入する事も多いとされる

【魚貝類】
イワシ、タラ、ハマグリ、エビなど

【野菜類】
白菜、ネギ、もやし、水菜、きのこ類、豆腐など

【シメ】
雑炊、うどん、中華麺など

 

鍋料理としての種類

• 寄せ鍋タイプ(最も主流)
• ちり鍋タイプ
• 水炊きタイプ
• チゲ鍋タイプ
• 土手鍋タイプ

など

 

出汁の種類による料理名

• 塩ちゃんこ
• 醤油ちゃんこ
• 味噌ちゃんこ
• キムチちゃんこ
• カレーちゃんこ

など

 

 

 

相撲部屋以外での「ちゃんこ鍋」

元力士やその親族、相撲界出身者などが
各地にちゃんこ鍋専門店を作ったことなどから、
「ちゃんこ鍋」が一般にも食されるようになった

そして、世間一般に広まっていった結果、
相撲界とは関係のない飲食店などでも
「ちゃんこ鍋」という名称を用いた鍋料理を
提供することも増えてきた

相撲界とは関係ない場合は、
厳密に言えば「ちゃんこ鍋」ではないが、
力士のようにパワーが出る、ボリューム満点
などの意味を込め「ちゃんこ鍋」としていたりする

市販品の「ちゃんこ鍋の素」などの製品では、
主に「鶏出汁」のスープや顆粒などである

 

 

 

語源

語源とされる説には様々あり、以下の通り

• 中国から長崎に伝来した鍋料理の名称から

• 中国を指す「チャン」と、中国語の「鍋(コ)」

• 父を意味する「ちゃん」に「こ」が付けられた
(料理番のことを「ちゃん」と呼んだ)

• 料理番のことを「ちゃんこう(父公)」と呼んだ

• 親方と弟子が揃って食事をする事を意味する
(親方を父になぞらえ「ちゃん」、弟子を「こ」)

など