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【野球】救援投手の評価指標「セーブ」「ホールド」

「セーブ」と「ホールド」の違い


【セーブ】

• 「救援投手」が条件を満たすことで与えられる
• 主に「抑え投手」の成績を評価する指標
• 最多セーブ投手に「最多セーブ賞」が与えられる

 

【セーブポイント(SP)】

• 「救援勝利数 + セーブ数」
• 現在は表彰や評価の対象になっていない(※)


【ホールド】

• 救援投手が条件を満たすことで与えられる
• 主に「中継ぎ投手」の成績を評価する指標

 

【ホールドポイント(HP)】

• 「救援勝利数 + ホールド数」
• 最多HPの投手に「最優秀中継ぎ賞」が与えられる


 

(※)抑え投手の勝利は、
セーブ失敗後に逆転のケースが多いため、
これを加算すると、正しい評価となるとはいえない

 

 

 

セーブ

リードしているチームの最後の救援投手が
リードを守りきって勝利することで付く投手記録

全てにおいて与えられるわけではなく、条件がある

 

セーブの条件

勝利チームの最後の投手であり、勝利投手に該当せず、
以下の条件3つのうち、1つ以上満たした場合

• 3点差以内のリードで登板し、1イニング以上の投球
• 同点にされる可能性のある状況で登板し、リードを守る
• 3イニング以上投球(何点差のリードでもよい)

 

【公認野球記録9.19・救援投手のセーブの決定の解釈】

 

勝利投手に該当する場合

勝利投手」の記録が与えられる

勝利投手とセーブの2つの記録は同時に与えられない

 

0球セーブ

9回二死、走者ありで同点にされる可能性のある場面で、
登板して打者への投球前に牽制球で走者をアウトにし、
試合を終わらせ勝利した場合などに起こるケース

この投手には「セーブ」が与えられるが、
打者に対して投球していないので「0球セーブ」

 

 

 

ホールド

一定の条件を満たした救援投手に与えられる記録で、
中継ぎ投手のチームへの貢献度を評価する指標となる

最終的に勝利する事を要件としないため、
引き分け、敗戦の場合でも条件を満たせば記録される

複数投手が条件を満たしていれば、その全てに記録される

 

ホールドの条件

勝利、敗北、セーブ、引き分けの記録を得ないで、
以下の①or②の条件を満たした救援投手に与えられる

①)セーブの条件を満たした時に登板し、
1アウト以上を取り、リードを保ったまま降板

②)同点時に登板し、1アウト以上を取り、
前任投手の残した走者を含め無失点に抑えて降板
(自チームが得点すれば、リードを保てば失点してよい)

ただし、走者を残して降板した場合は、
その走者が後任投手によって得点し、
同点またはビハインドになった場合は与えられない

 

【NPB「記録に関する変更のお知らせ」より解釈】
(2005年2月3日)

 

 

 

歴史

1969年

メジャーリーグで「セーブ」導入

1974年

セ・パ両リーグで「セーブ」導入
(最多投手に「最多セーブ投手」の表彰)

1976年

セ・リーグで「セーブポイント(SP)」導入
(最多SP投手に「最優秀救援賞」の表彰)

1977年

パ・リーグで「セーブポイント(SP)」導入
(最多SP投手に「最優秀救援賞」の表彰)

1986年

「ホールド」が欧米で考案
(メジャーリーグでは公式記録として採用されていない)

1996年

セ・リーグで「リリーフポイント(RP)」導入
(最多RPの投手に「最優秀中継ぎ投手」の表彰)

パ・リーグで「ホールド」導入
(最多ホールド投手に「最優秀ホールド投手」の表彰)
➝2002年に表彰名を「最優秀中継ぎ投手」に変更

2005年

【廃止】
• セ・リーグで「リリーフポイント(RP)」廃止
• セ・パ両リーグで「セーブポイント(SP)」廃止

【導入】
• セ・リーグで「ホールド」導入
• セ・パ両リーグで「ホールドポイント(HP)」導入
(最多HPの投手に「最優秀中継ぎ投手」の表彰)

 

 

 

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