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用紙の規格サイズ「A列」「B列」

用紙の規格サイズ「A列」「B列」

• コピー紙などによく使われるサイズ➝「A4」
• ノートによく使われるサイズ➝「B5」

これらは用紙サイズの規格の
「A列」「B列」のうちのそれぞれのサイズで、
JIS(日本工業規格)などによって規定されている

A列、B列ともに縦横の比率は「1:√2(白銀比)」
(どこまで半分にしても、その比率は変わらない)

 


【A列】

• 国際規格

• 「A0」~「A10」まで定義されている

• 基準「A0=1㎡」➝ 841mm×1189mm


【B列】

• 日本独自の規格

•「B0」~「B10」まで定義されている

• 基準「B0=1.5㎡」➝ 1030mm×1456mm


「Aの対角線」と「Bの長辺」は、ほぼ同じ長さになる

 

 

 

A列

19世紀末ドイツの物理学者によって提案された規格で、
現在では国際規格となっている

• ISO 216(国際規格)
• JIS P0138(日本工業規格)
これらにおいて「A0~A10」まで規定されている

 

A0の定義

面積が「1㎡」の長方形をA0とし、縦横比「1:√2」

この定義でいくと、
A0 = 1㎡ ≒「0.841m×1.189m」(0.99949㎡)

 

A0~A10

A列の基準の大きさ➝「A0(841㎜×1189㎜)」
A0を長辺で半分にしたもの➝「A1」
A1を長辺で半分にしたもの➝「A2」
さらに半分「A3」…と続き、「A10」まで

規格寸法は1mm未満の端数は切り捨てられる

 

 

 

 

B列

日本で江戸時代に使われていた「美濃判」の寸法が
基となってできた日本独自の規格

現在では「JIS P0138(日本工業規格)」において
「B0~B10」まで規定されている

国際規格においても「B列」の規格があるが、
日本の「B列」の定義とは異なる

 

B0の定義(JIS)

面積が「1.5㎡」の長方形をB0とし、縦横比「1:√2」

この定義でいくと、
B0 = 1.5㎡ ≒「1.030m×1.456m」(1.499680㎡)

 

B0~B10

B列の基準の大きさ➝「B0(1030㎜×1456㎜)」
B0を長辺で半分にしたもの➝「B1」
B1を長辺で半分にしたもの➝「B2」
さらに半分「B3」…と続き、「B10」まで

規格寸法は1mm未満の端数は切り捨てられる

 

 

 

 

国際規格(ISO)の「B列」

国際規格においても「B列」が規定されている
(国際規格「ISO 216」)

国際規格の「B列」は、
日本工業規格(JIS)の「B列」とは定義が異なる

 

国際規格のB列のサイズ

B0の面積は「1.414㎡」で、縦横の比率「1:√2」
(B0=1000㎜×1414㎜)

これは、
JISの日本の「B列」よりも少し小さい

 

 

 

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