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【スノーボード】オリンピック競技

スノーボード競技

1枚の板に両足を固定し、
サーフィンのような横乗りスタイルで
ストックを使わずに雪上の斜面を滑走する競技

 

オリンピック競技種目

• ハーフパイプ
• 回転
• スノーボードクロス
• スロープスタイル
• ビッグエア

 

 

 

ハーフパイプ

傾いた半円筒形の雪面のスロープを
滑り降りながら左右の壁を5〜6回往復し、
ジャンプや回転などの空中演技を行う種目

 

採点方法

採点対象

技の⾼さ、難易度、完成度の⾼さ、
演技全体の技の多様性を含む全体的な印象など

採点方式

ジャッジ5~6名などで、
各100点の持ち点の減点法で採点を行う

最高得点と最低得点を差し引いたスコアの平均で
演技の採点数を算出し、順位を決定する

 

競技方式

予選2回、決勝2回(もしくは3回)演技をし、
それぞれ、最も高いスコアで順位が決定する

 

コース

傾斜:17~18度
長さ:100m~200m
幅 :15~22m
高さ:6~7m

 

 

 

回転(スラローム)

斜面のコースを滑り降りる速さを競う競技

コース上には旗門が設置されており、
ターンを繰り返しながら旗門を通りゴールまで滑る

オリンピック

「大回転」「パラレル大回転」「パラレル回転」
などの競技が行われてきたが、
現在では主に「パラレル大回転」が行われる

「回転」より「大回転」の方が旗門間隔が広く、
滑走距離も長く、より高速間でのターン技術が必要

パラレル

並行を意味する言葉

「回転」における「パラレル」は、
並行した2つのコースにおいて対戦形式で行う

 

 

 

パラレル大回転

2名の選手が並行に設置された2つのコースを
同時に出発し滑り降りる速さを競う

コースに設置された旗門をターンを繰り返しながら
通っていき、ゴールまで滑り降りる

 

競技方式

予選形式

両コースを1回ずつ滑り、合計タイムで競う

本戦形式①

2回戦マッチをコースを入れ替えて行う

1回戦のタイムを基に2回戦ではタイム差をつけて行い、
第2回戦でゴールへ先着した選手が次ラウンドへ進出
(決勝まで繰り返し行う)

本戦形式②

1本マッチで行い、
ゴールへ先着した選手が次ラウンドへ進出
(これを繰り返し決勝まで行う)

コースの選択権は予選順位の上位選手にある

 

コース(パラレル大回転)

標高差:120~200m
長さ :400~700m
旗門 :18個~(推奨は25個)
傾斜度:16度(±2度)
幅  :40m~
旗門間隔:20~27m

 

 

 

スノーボードクロス

1組4~6名などで行うレース競技

コース内に設置された
「キッカー、ウェーブ、バンク」などを
クリアしながら競う障害物レースのような競技

狭いコースで競うため接触も多いが、
故意でないと判断されれば「妨害」とはならない

 

競技形式

予選形式①

選手1名ずつ競技を2回行い、
2回の「合計タイム」の上位者が本戦へ進む

予選形式②

選手1名ずつ競技を2回行い、
2回のうちのベストタイム上位者が本戦へ進む

予選形式③(カットダウンシステム)

選手1名ずつ競技を行い、
1回目の上位50%程度が本戦へ進む

それ以外の選手は2回目の競技を行い、
2回目の上位者から本戦残り枠の数だけ本戦へ進む

本戦形式

1組4~6名で同時スタートにて競技を行い、
ゴールへの着順で順位を決める

各組上位2~3名が次のラウンドへ進出
(決勝まで繰り返し行う)

 

コース

標高差:130~250m
長さ :650~1200m(1000m前後が多い)
傾斜度:12度(±2度)
幅  :40m~
トラック幅:6~16m
アイテム数:24個前後

 

 

 

スロープスタイル

斜面を滑走しながら、
コースに設置されたジャンプ台や様々なアイテムで
空中技などを行い演技のポイントを競う
(様々なアイテムの中から、選択して演技する)

【コース前半】
アイテムが配置された「ジブセクション」
(アイテムは、ボックス、レール、テーブルなど)

【コース後半】
ジャンプ台が設けられた「ジャンプセクション」
(コース上の3地点にそれぞれ数台設置される)

 

採点

採点対象

全体の流れ、技の技術、高さ、着地技術、独創性
(独創性=他選手とは違う技やコースの使い方など)

タイムは採点に入らない

採点方式

6名などの採点員が各100点満点で採点

そのうち最高点と最低点を除いた得点の平均点

 

競技形式

予選2回、決勝2回(もしくは3回)演技をし、
それぞれ、最も高いスコアで順位が決定する

 

コース

標高差:150m程度
長さ :600~1000m程度
傾斜度:12度以上
幅  :30m~
アイテム数:6つ以上(ジャンプ台3つ以上)

 

 

 

ビッグエア

1つのジャンプ台(キッカー)で空中演技を行い、
技の難易度と完成度等を競う採点競技

 

採点

採点対象

技の難易度、完成度、高さ、着地

採点方式

6名などの採点員が各100点満点で採点

そのうち最高点と最低点を除いた得点の平均点

 

競技方式

予選

2回演技を行い、高い方の記録で順位を決定

決勝

3回演技を行い、
そのうち得点の高い2回の合計点で順位を決定

この2本は回転方向が違う技でないといけないため、
同じ技は不可で、2種類の技を決める必要がある

 

コース

助走部の⻑さ :70m
助走部の斜度 :45 度
ジャンプ台⾼さ:2m~(6mなど)
着地走路の斜度:36 度

 

 

 

オリンピックの競技種目変遷

【1998年長野大会】
「ハーフパイプ」と「大回転」が正式競技となる

【2002年ソルトレークシティー大会】
大回転から「パラレル大回転」に変更

【2006年トリノ大会】
「スノーボードクロス」が追加

【2014年ソチ大会】
「スロープスタイル」が追加

【2018年平昌大会】
「ビッグエア」が追加

 

 

 

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