エキシビション(exhibition)
公開演技、特別実演、模範試合などを意味する
(勝ち負けの関係がないもの)
大規模な競技会で、
全ての競技種目が終了した後に行われるもので、
採点や順位付けを伴わず、演技ショー的な要素が大きい
エキシビション出演者
• その大会における各種目の上位入賞者
(5位以内の選手など)
• 開催国の選手
• 特別招待、推薦を受けた選手
(世界ランク上位者や人気選手など)
補足
国際スケート連盟は、
エキシビション用プログラムの用意をルールにし、
基本的にエキシビジョン出場は義務としている
出場拒否した場合、その理由によっては
罰金が科せられることもあるとされる
エキシビションの内容
制限は、ほとんどなく、
音楽も自由、衣装も自由、内容も自由
規制によって本競技では出来ない演技をしたり、
本競技では失敗を恐れてやらない技に挑戦したり、
笑いの要素を取り入れたりする選手もいる
制限
基本的に自由ではあるが、
以下の様な制限はあるとされる
• その大会で滑った「SP、フリー」の演目は不可
• 「SP、フリー」と同じ衣装は不可
プログラム・衣装
選手は、入賞を想定し、
エキシビション用のプログラム、衣装を用意する
用意していない場合
【衣装】
近場で適当なものを見つけて買ったり、
練習着や適当なTシャツを着たりして行ったりする
【プログラム】
他の選手の音源を借りて即興で滑ったり、
以前滑ったプログラムを滑ったりということもある
エキシビションの意義
• 応援してくれたファンに感謝の気持ちを表現
• 観客に楽しんでもらうため
• SP、フリーでは出せない魅力をアピール
• 開催する連盟などの収入源となる
• 出場することで、選手に出演料が支払われる
(貴重な選手の収入源のひとつとなる)
エキシビションのチケット
フィギュアスケートのチケット
フィギュアスケートの試合スケジュールは、
ペア、アイスダンス、男女シングルの各競技があり、
SPとフリーも別日で行ったりするので、数日間かかる
(大会によっては行わない競技もある)
これらを直接会場で観戦しようとした場合、
チケット料金が必要だが、観戦したい種目が多いと、
その分チケットが必要になってくるので出費が多くなる
エキシビジョンのチケット
エキシビションでは、
全ての競技の、しかも上位選手の演技が見られるので、
出費も抑えられ、たくさん楽しむことができる
(特に本競技が見たいということでなければ)
そのため、エキシビションが行われる日のチケットは
入手が困難であるともされる
エキシビジョンの由来
もともとは「アンコール」から始まったと考えられる
素晴らしい演技をした選手に観客が拍手で再登場を促し、
再登場した選手が得意技などを披露するといったもの
いつから始まったかというのは不明だが、
1984年の「世界ジュニアフィギュアスケート選手権」
ではすでに行われていたとされる
(少なくとも30年以上前からあると考えられる)
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