ノルディック複合
スキー競技の
「ジャンプ」と「クロスカントリー」の複合競技
競技名は「コンバインド(複合)」だが、
日本では主に「ノルディック複合」と呼ばれる
オリンピックでは「男子のみ」の競技となっている
(女子は採用されるほど競技人口がいないと思われる)
競技方式
ノルディック複合の競技方式には主に
「グンダーセン方式」と「マススタート方式」がある
冬季オリンピックでは、
1992年のアルベールビル大会からは
「グンダーセン方式」が採用されている
グンダーセン方式
• 前半➝「ジャンプ」
• 後半➝「クロスカントリー」
前半
ジャンプを行い、そのポイントをタイムに換算する
後半
ジャンプでのタイム差をつけて
クロスカントリーをスタートする
(ジャンプの上位選手から順にスタート)
順位の決定
クロスカントリーのゴールへの着順で順位を決める
マススタート方式
• 前半➝「クロスカントリー」
• 後半➝「ジャンプ」
前半
クロスカントリーを一斉スタートで行い、
タイムを得点に換算する
(一斉スタート=マススタート)
後半
ジャンプを行い、ジャンプの得点を採点する
順位の決定
クロスカントリーとジャンプの合計得点で順位決定
冬季オリンピック種目
• 個人ラージヒル
• 団体
2002年、2006年には「個人スプリント」も開催
(個人スプリント➝「ラージヒル」+「7.5km」)
個人ノーマルヒル・個人ラージヒル
•「ノーマルヒル」+「10km」
•「ラージヒル」+「10km」
(いずれもグンダーセン方式で行う)
前半
• ジャンプは1回のみ
(2006年大会までは2回行われていた)
• ジャンプの採点は単体のジャンプ競技と同様
• ジャンプの得点をタイムに換算する
(15点➝「1分」、1点➝「4秒」)
後半
• フリー走法でクロスカントリー競技を行う
• ジャンプ首位の選手から順にスタート
(ジャンプの結果による時間差をつけて行う)
• ゴール順が最終順位となる
団体(Team)
「団体ラージヒル+4×5km」
4人1組でチーム編成し、グンダーセン方式で競技する
2002年大会までは「ノーマルヒル」が行われていた
前半
• ジャンプは1人1回ずつ
• ジャンプの採点は単体のジャンプ競技と同様
• ジャンプ4人分の総得点をタイム差に換算
(45点➝「1分」、1点➝「1.33秒」)
後半
• フリー走法でクロスカントリー競技を行う
(5kmずつ4人でリレーし、合計20km滑走)
• ジャンプ首位のチームから順にスタート
(ジャンプの結果による時間差をつけて行う)
• ゴール順が最終順位となる
冬季オリンピック種目の変遷
ノルディック複合競技の、
冬季オリンピックへの採用は以下の通り
(男子種目のみが行われている)
1924年:第1回シャモニー・モンブラン大会
「個人ノーマルヒル」採用
1988年:第15回カルガリー大会
「団体」採用
2002年:第19回ソルトレークシティ大会
「個人スプリント」採用
2010年:第21回バンクーバー大会
「個人ラージヒル」採用
「個人スプリント」廃止
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